時間のたつのは早いものです。
腰の手術をしてから1年半が経過しました。
脊柱管狭窄症という病名でした。
2年間に亘って徐々に痛みが増してきてやむを得ず手術をすることを決めた訳です。
それまでの2年間に通院した医療機関がたくさんあります。
何とかならないかと試行錯誤の上、夢中で通院しました。
鍼灸院4か所、接骨院2か所、整形外科5か所、ペインクリニック1か所、カイロプラクティック1か所、ほとんどが人から聞いたいわゆるおすすめの医療機関でした。
自分では「溺れる者は藁をも掴む」の心境だったように思います。
残念ながら症状は悪くなるばかり、やむを得ず手術に至ったわけです。

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手術もどこで実行するかどうか随分と迷いました。
結果として仕事の関係もあってなかなか時間が取れず、2泊3日の入院で手術が可能である近くの病院で施術しました。
しかもその病院は手術前1週間の検査で施術が可能でした。
知人がその病院で、また僕と同じ脊柱管狭窄症で手術をしたことも背中を押されるような形になったわけです。
スピーディに施術できたことで仕事上の御迷惑はおかけすることがなかったと振り返ります。

手術をした後、退院して1週間で全くの歩行困難になりました。
手術した箇所に血栓ができて、血液の循環が困難になったようでした。
すぐさま手術をした病院に連絡をして再手術をしていただきました。
その後は痛みは消え歩行が可能になってきました。

とはいうもののまだ一般の方の様に普通には歩くことが出来ません。
手術した後、痛みはありがたい事に消えましたが足に麻痺が残ってしまっています。
その関係でまだまだ日常生活に不自由が生じています。
施術した病院は残念ながらリハビリがありませんでした。
やむなく別のリハビリ施設のある病院でリハビルをお願いして現在に至っています。

1年以上(月5回程度)リハビリを継続していますが、残念ながら効果が出てきていません。
そんな中で唯一効果的なのではと思うものが自分で歩く、ウォーキングです。
かつてはランニングしていた地元の遊歩道を、約1時間かけてゆっくりと週4回程度歩きます。
この遊歩道はたくさんの人が歩いたり、ジョギングしたり、ワンちゃんの散歩をしていたり、自転車が通ったりします。
特に土曜日、日曜日に至っては結構にぎやかです。
かつては颯爽と走ったりしたこの道を、今は殆どの人に追い抜かれてゆっくり歩行します。(少し寂しいというか、残念な気もしますが…)
このところ暑い日もありますが、いい汗をかくことは気持ちが良いですね。

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その人たちの中で多いのがシルバーの方の散歩でしょうか。
時には僕よりもはるかに重傷でご不自由をしておられるかたにも遭遇します。
すれ違う時に「頑張ってくださいね」と囁きもします。
僕も勇気づけられます。
但し、1時間のウォーキングは決して楽なものではありません。
途中で3回ほど休憩を取ります。
また、モチベーションを高める為にイヤホーンで好きな歌を聞いて歩いています。
これは効果的ですね。
遊歩道は車が通りませんから、安心して音楽を楽しみながら足を動かしています。

このウォーキングが何となくですがリハビリになっている感じがしています。
本当に、目に見えない形ですし、全く理解できない感じなのですが、ほんの少しづつ改善されているような気になっています。(そう思うしかないからかもしれませんが・・・)

最近はこのウォーキングは自分にとって仕事であると考える様になってきました。
健康であることは何よりの財産であると思います。
健康は素晴らしい事ですよね。
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」とも言います。
有難いことに仕事も継続しています。
この体ですから無理してまでは仕事をしようとはしていませんが、それでも仕事は楽しいものです。
社会貢献は何よりも自分が望むものです。
仕事を自分から取ってしまったら寂しさだけが残ってしまう気がしてなりません。

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仕事の折にも受講者の方々や仕事先の社員さんに申し上げています。
元気が一番、元気なうちにいろんな挑戦をしてみましょうと。
人は健康なうちは自分の健康に感謝もしないし、気もつかないものです。
後悔したくない、ただ一つの人生の為にも健康に感謝して頑張りたいものです。